ソマールゴムの強み

多様な成形方法

ソマールゴムは国内最高レベルの設備を有しており、その設備を活かした4つの成形方法を持っております。高品質のウレタンはこの成形方法から生まれてくるのです。ソマールゴムではお客様のご要望にあわせて最適な成形方法をご提案いたします。

注型成形

成形方法

オープン金型に溶融した原料を流し込み、熱をかけて成形する方法。
【熱硬化性ウレタン】

特徴

一般的なウレタンの成形方法です。小さなものから大きなものまで様々な大きさのものを成形することができます。

プレス成形

成形方法

金型へ原料を流し込み、更にプレスして成形する。【熱硬化性ウレタン】

原料

ガム状ウレタン

当社の研究開発部門で独自開発をした大量生産が可能なウレタン
(1)加水分解しないガム状ウレタン
一般的にはガム状の原料は加水分解しやすいと言われますが、ソマールゴムでは独自配合の技術により加水分解をしないガム状ウレタンの開発に成功しました。
(2)プレス成形で液状ウレタン以上の大量生産が可能
ガム状ウレタンはこれまでの液状ウレタンではできなかった成形スピードを実現。その結果、液状ウレタン以上の大量生産が可能となりました。

液状ウレタン

液状になったウレタンを金型に流し込み、プレスして成形するプレス成形は高品質な製品を量産することに適しています。

特徴

プレス成形は注型成形と比較して以下のメリットがあります。

高品質である

焼付を行う場合などは芯材との接着強度が注型成形と比べ格段に上がります。またプレスをすることでエアー等の混入を防ぐ働きもします。

ローコストである

大量生産場合は注型成形よりもプレス成形のほうが早く仕上がり、結果としてローコストになります。
ただプレスを行うには専用の設備とノウハウが必要となります。
ソマールゴムはプレス成形を行うための設備を揃え、高品質の製品を大量生産することが可能となっています。
更に大きな部品にも対応するため、設備の充実を図り500角、800角、2000角までのプレス成形を行うことができます。
大きな部品もローコストで高品質に仕上げる。これがソマールゴムのプレス成形です。

射出(インジェクション)成形

成形方法

ペレット化している原料を溶融させ、金型へ勢い良く打ち込んで冷やして成形する方法。【熱可塑性ウレタン】

特徴

小さな部品を大量に作る場合に採用します。例えば1ミリの被膜をしたシール材、パッキン 球状のタッピングボールなどの製造に適しています。
プレス成形よりも更に成形サイクルが早くなるため、大量生産を行う場合にはローコストになります。
インジェクションは熱可塑性ウレタンに適しています。
熱可塑性ウレタンは成形性、量産性、コストパフォーマンスに優れていますが、一般的には熱硬化性ウレタンと比較すると物性が劣ると言われています。
そこでソマールゴムでは熱硬化性ウレタンに引けをとらない耐磨耗性、耐荷重性、耐加工性をクリアできる高強度材料での成形を行います。
量産性や納期短縮などお客様のご要望に応じてインジェクション成形を採用いたします。

発泡成形

成形方法

独自の発泡技術により、独立気泡発泡体にする特殊な成形方法。当社で開発した材料を使用しております。

特徴

発泡ウレタンは「送り精度」や衝撃を吸収する「静音性」に優れています。しかし発泡ウレタンは減りが早い、強度が足りないなどの問題点があります。
工業用の求められる特性を出すためにソマールゴムでは「独立気泡発泡」という独自技術を採用して、他社には真似のできない耐摩耗性、耐水性、耐油性を実現しました。

熱硬化性と熱可塑性について

熱硬化性ウレタンは文字通り、熱をかけて硬化させるため、加工性が良く耐荷重性、耐摩耗性、反撥性に特に優れています。

一方熱可塑性ウレタンは冷やして成形するため成形サイクルが早く成形性の良さ、量産性、コストパフォーマンスに優れています。

ソマールゴムでは皆様のご要望により最適な成形方法をご提案いたします。

最近需要が高まっているコストパフォーマンスに優れる熱可塑性ウレタンですが冷やして成形するというその成形方法上、加工機で2次加工する場合、特に熱に気をつけなくてはなりません。

あまり速いスピードで切削、研磨作業を行うと溶け出してしまう可能性があります。

ソマールゴムでは研究開発を重ね、熱可塑性ウレタンであっても熱硬化性ウレタンに引けをとらない耐摩耗性、耐荷重性、耐加工性をクリアできる高強度材料での成形を行っております。

これによりローコストかつ高品質なウレタンを提供できるのです。

コストの最適化を目指すソマールゴム

ソマールゴムはお客様に要求された品質を最適なコストで製造することを目指しております。 大型のインジェクションマシーンをはじめ国内最高レベルの設備で小ロットや大量生産などケースに応じて4つの成形方法を選択いたします。
製品コストを下げる一番の近道は効率的な成形方法の選択です。

インジェクションマシーン以外にもソマールゴムには国内最高レベルの設備があり、小ロット生産や大量生産などケースに応じて4つの成形方法を選択できます。

例) 小ロットで大型部品

ウレタンゴム業界について

ウレタンゴム業界には大手企業が10社程度あります。

ただし大手企業はゴム製造メーカーではありますが、ウレタン専業会社ではありません。

また大手企業の多くは下請け製造を行っており、コスト面でも当社を上回ります。

下請けとなる零細企業は日本各地に数多く存在します。ただし注型成形ができる程度と技術力や生産力に問題があり、高度な技術要求や大量生産には応えられません。

ソマールゴムのような中規模企業はウレタン業界では数少ない存在です。大手企業に伍する技術力を保有していますが、コスト競争力を高める努力をしておりますのでお客様のあらゆるご要望に応えることができます。